Introduction
他の革と何が、どこが違うの...という人は多いはず。
では一体どのような形でどのように作られているのか。
その歴史や強み、こだわりとともにご紹介します。
History of us
1997年に創業、のちにVARCOを立ち上げることになる
?レザーデベロップメント(以下当社)は
創業当時、アパレル・カジュアル専門店・セレクトショップ
向けのベルトやアクセサリーの製造を手掛けていました。
前身となる会社から受け継いだ技術を改良し、
確立したベルトの一本染め「素染め」です。
この素染めは当社オリジナルの技法です。
Turning point
時は経ち、ベルト以外にも立体的な構造の財布・名刺入れなどの商品を幅広く取り扱うようになる中、拘りの小物用のオリジナル革を作りたいと考えるようになりました。
ベルトの一本手染めで培った革の染色技術を活かし、
キップレザーに応用したのが現在VARCOで使用している
「SUZOME(素染め革)」です。
一般的な『革』のことについて
少しお話させて下さい。
革の『普通の仕上げ方』と
そのデメリット
通常、工場での革の仕上げ染色では、均一に早く染められることから
溶剤を使用したりアルコール染料を使用することが一般的です。
この方法は効率的なのですが、革の銀面が硬くなったり、革の表面自体が染料で厚く覆われてしまったり革本来の風合いが弱くなる場合があります。
革製品メーカーにとっての
本来の革の立ち位置
革の染色は本来革メーカーによってなされる工程であり、
ほとんどの製品製造会社は革の染色をしていません。
なぜなら出来上がった革を買ってきて
直ぐに加工に取りかかる方が効率的だからです。
また、経験と技術が無ければ安定した良い革を作ることはできません。
愛情の注ぎ方次第で千差万別の表情を魅せる、
作品の”心臓”である革だからこそ、
私たちにしかできない方法で
寄り添うことに決めました。
Our Pride
沢山のカラーバリエーションを表現する為、
そしてとことんオリジナルに拘り
多くのお客様に楽しんでいただける商品を作り出す為に
敢えて手間のかかる「革の染色」から作業を行っています。
Quality
アルコールや溶剤を使用しない独自の手法により仕上げられた当工房のSUZOME(素染め革)は発色も鮮やかであり触感や風合いも特徴的で、使用後しばらくしてもたらされる、スベッモチッとした心地よい手触りを新品の状態からお楽しみいただけます。
Grow & Eco
溶剤を使わず環境にやさしい水性染料を使用している地球の環境にも配慮したエコなレザー、 SUZOME(素染め革)を使用した当工房の製品は革本来の風合いを楽しみながら各々の経年変化により 「育てる」ことも楽しめるとてもナチュラルでベーシックなアイテムです。
使うほどに手触りやフィット感も増し、
アンティックを漂わせる味わい深い表情を見せてくれます。
是非、VARCO製品をお手に取ってご愛用頂き
「素染め革」をご堪能いただければ幸いです。